2017/07/16.Sun

更新情報

劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season花



感想追加しました。
各記事の満足度は☆5つで「大満足ヽ(*´∀`)ノ」という意味です。

【観劇一覧】
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その他
2017/05/17.Wed

劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season花

観劇日:2017/4/19(水) ・2017/5/17(水)
劇場:IHIステージアラウンド東京
満足度:☆☆☆☆☆


時は天正十八年(1590)。織田信長が死に、豊臣秀吉が天下を治めていたこの頃、都から遠く離れた関東の村々は<天魔王(成河)>率いる関東髑髏党に荒らされていた。
この日も、とある村が髑髏党の鉄機兵たちに襲われていたところに傷だらけの<沙霧(清野菜名)>が飛び込んでくる。彼女は、天魔王らの居城・髑髏城の抜け道が記された絵図面を持っていたために追われていたのだ。と、そこに派手な身なりの傾奇者たち・関八州荒武者隊の面々が登場する。先頭に立つのは、頭目の<兵庫(青木崇高)>だ。しかし仲間の<三五(河野まさと)>の裏切りにより、みるみるうちに窮地に陥る荒武者隊。そこへフラリと現れた着流し姿の男が、手にした大きな鉄煙管で鉄機兵を叩きのめす。男は自らを<c(小栗旬)>と名乗り、沙霧に傷の手当てをさせるため、兵庫と共に関東一の色里“無界の里”へと向かう。
色里“無界”は宿場も兼ねているため人の出入りも賑やかで、その中には何か事情を隠していそうな怪しげな牢人<狸穴二郎衛門(近藤芳正)>らの姿もある。この色里一と評判の<極楽太夫(りょう)>は、「沙霧をかくまってほしい」という兵庫らの頼みを快く引き受けてくれた。
その夜。店の裏で再び沙霧は髑髏党に襲われそうになるが、捨之介と“無界の里”の主<蘭兵衛(山本耕史)>がそれを阻む。そこに突然現れる、天魔王。実は捨之介と蘭兵衛と天魔王の三人は、ある時期、共に時間を過ごした間柄だったのだ。南蛮製の鎧と仮面を装着した天魔王には、捨之介の刀も蘭兵衛の短筒も歯が立たない。しかしこの場は、狸穴二郎衛門が間に割って入ったことで難を逃れられた。
天魔王、そして髑髏党との戦いを覚悟した捨之介は山奥にこもる刀鍛冶<贋鉄斎(古田新太)>を訪ねて、無敵の鎧を叩き斬る刀、必殺の“斬鎧剣”を打ってほしいと頼み込む。
しかしその頃、蘭兵衛は単身で髑髏城へ行こうとしていた。それに気づき、こっそりと後を追う沙霧。
捨之介、蘭兵衛、天魔王が抱える深い縁(えにし)とは……。天魔王の謀略を、捨之介たちは阻止することができるのか……。

公式HPより引用



1回目の観劇は、数ある観劇経験の中でも本当に悲惨なもので、前の席の男性の頭で舞台の大半が隠れてしまい、何も見えなかったというもの・・・。タイトルど真ん中で見得を切る小栗捨がかろうじて見え・・・た・・・かもしれない・・・?みたいな。何この罰ゲーム?状態で、はっきり言って最悪だった。お芝居の感想なんて出て来るわけもなく、帰り道ひたすら劇場に対する不平不満しか出てこなかった。あんなにストレスフルな経験はそうはなく、勿体無い観劇だったなぁ・・・と今でも思う。
2回目の観劇は全く反対でノンストレス!ストレスフリー!見やすい!素敵!こんな芝居やってたのね!!と感動しました。いやー、面白かった。当たり前だけど、見えてこその観劇だよね!と改めて実感。まぁ、多少の運はあれど・・・。

さて。360度回る髑髏城の七人です。ワカドクロ以来の髑髏城。
ちょっと長いですが、役者1人ずつについて感想書きたいので書きます。

・小栗捨之介。・・・かっこいいー(*´Д`*)!!!かっこいいとは思っていたけど、いや、もー何これこの人めっちゃかっこいい!!そりゃ無界の女もワサワサしますわ!と納得させられる捨之介でした。真ん中に立つ人の華っていうんですかね?あの着流しの捨は眼福でした。うむ。沙霧との関係性も良かったと思います。ワカドクロの捨にもそれほど不満はなかったけど、今回の花を見たらやっぱり全然違いますね。満足。

・山本蘭兵衛。強そう。蘭丸って印象はない。あの人は無界屋蘭兵衛であって、森蘭丸じゃない。そんな感じ。基本クールで無表情っていうか、そんな感じなので殿に対する熱さ?もあんま伝わってこなかったんだよね。切なさは今まで見て来た蘭兵衛の中で一番感じなかった。でも、それは全て心を殺した結果なのかな?とも思えて、こういう蘭兵衛もありだな、と思いました。ただ、最後の「来い、太夫」の優しい言い方とものすごおおおおおく優しい微笑みは卑怯だと思う。ずーっとずーっとクールに無表情だったのに、あの笑顔・・・。素晴らしすぎた。ただ、最後の最後に惚れた男からあの笑みを向けられ、そして自分の手で殺さなくちゃいけなかった太夫が心底可哀想だと思う。

・成河天魔王。私にとっての花のMVP。蘭に対しての「兄者、兄者」という卑屈さ。ものすごい頭がキレて腕の立つスネ夫って感じ?(厄介だな)捨に対しては「あーはいはい、めんどくせ」的な感じにも見えるんだけど、蘭に対してが1番情熱かけて騙してたように思う。蘭を殺す時の身軽なステップに、「足?無事だよ」というあの動きにはゾクゾクした。散々言われてるけど、時々声が右近さんだったw

・りょう極楽太夫。舞台でのりょうは未見だったので全くの未知数でしたが、かっこよかった。蘭・兵庫とのバランスも良かったね。

・青木兵庫。・・・正直最も期待していて、「あ、あれ?」ってなったのが兵庫だったなぁ。ただ、最後には全身から醸し出す「良い人」が最後の最後に泣かされたから結果オーライなんだけど。最初はどうしてもじゅんさんや勝地君の「バカなのにかっこいい」兵庫を求めてしまったので若干物足りなかったけど、「バカだけど底抜けに優しい」兵庫ってのもアリだなーって思った。あったかく包んでくれそうな、人の良い兄貴。だから、無界屋襲撃は泣けたなぁ・・・。極楽との最後も、この優しさとなら生きていけるって極楽が思ったのかな?と思わせてくれたから満足。

・裏切り三五。安定の三五。

・清野沙霧。可愛い。動きすごい。兵庫に対する飛び蹴りには拍手。素晴らしい。とても好きな沙霧だった。

・古田贋鉄斎。まさに出オチwww 卑怯なまでに面白くて腹筋崩壊したけど、ただ、ただ、どうしてもここだけはもったいないオバケが出た・・・!100人斬りで遊ばなくても・・・!!小栗君も動けて、古田さんも絶対かっこよく動けるのに・・・!笑っちゃったけどね。でも、やっぱりガチの100人斬り見たかったなぁ。

・近藤狸穴二郎衛門。期待したとおりの狸穴二郎衛門でした。満足。


初めて回った時は面白かったけど、まぁ別に回らなくてもいいんじゃない・・・?とは正直思う。回らなくても十分楽しい。でも、最後360度カテコは面白かった。アトラクション気分で楽しいけどね。
ただ、回る都合上どうしても客席より舞台が下にあるもんだから、座ったり寝転んだりすると本当見えない。勿体無い。

まぁ色々突っ込みたいところは山のようにあるけれど、でも楽しかったからいいやーヽ(*´∀`)ノって2度目に思えたので満足です。
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2017/04/16.Sun

赤坂大歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」

観劇日:2017/4/8(土) 
劇場:赤坂ACTシアター 
満足度:☆☆☆☆☆

【あらすじ】 

時は江戸時代。気が弱くパッとしない性格の男・太郎(勘九郎)が、隣に越してきた歌(七之助)に恋をした。 寝たきりの父と、酒と博打に溺れる兄・源乃助に苦労している彼女を何とかしたいと思った太郎は、 決して不幸にしないと誓って歌と夫婦になる。 しかし、数年後、太郎は仕事が上手くいかず引きこもり状態となっていた。 逃げ腰の太郎に歌が告げる。「あなた変わらないと。尊敬させて」。 その言葉に反発して家を飛び出した太郎。 そこに源乃助が現れ、太郎は殺されてしまう。 が、気づくと結婚前に時間が戻っていた。太郎は生まれ変わったのである。それも屈強な男に。 そして、今度こそ歌を幸せにすると誓う太郎。愛した女を幸せにするために転生を繰り返す男の運命は──!? 


 公式HPより引用


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※iPhone6s

思いっきりネタバレしてますので、これから観劇される方はご注意ください。

ジャイアンにスネオにのび太にシズちゃんw なんて笑えたのも最初だけで(いや、まぁそのシーンは毎回笑えるのだけど)非常に考えさせられるお芝居だった。 

結局、このお話は「源之助」の話なのか、「太郎」の話なのか…。 
巡っても巡っても決して愛しい歌を幸せにできない、歌も最愛の人と結ばれない、終わりが全く見えない繰り返しが怖く、切なかった。そして、それだからこそなのか、ラストシーンは非常に美しかった。冒頭と全く同じシーンなのに、ただただ切なく、美しいラストだった。  

最初に源之助が太郎を見て「こいつだけはダメだ」と言った理由も、最後まで見ると「ああ、自分だからか…」と納得。

明るいけれどヒモ男の一太郎はダメで(←当たり前だw)、じゃぁ強い男になれば歌を守れると思ったら二太郎は暴君になってしまってやっぱりダメで、結局太郎が歌を幸せにするためには身を引くことでしかないのかー…と三太郎は切なさMAXだったのだけど、三太郎もなぜか最後は変な方向に・・・w 
歌が「本当に惚れた男」って言った時にてっきり太郎のことだと思ってたけど、源之助かー。二太郎が「兄のことばかり考えている」って言ってた嫉妬も当たってたんだねぇ。 

一太郎→二太郎→三太郎→一太郎時代の源之助ってなるんだよね?いつ終わるんですかね、これは。繰り返すたびに記憶を引き継いでいくわけだけど、源之助→太郎では記憶は恐らく引き継がない。だとすると、源之助→太郎は無いのかな?
繰り返すたびにどんどん源之助がキツイなぁ…。だって、毎回必ず、最愛の歌が不幸になるんだよ、まぁ3度目は一応傷つくけど剛太のフォローで大丈夫かもしれんが…。 

太郎はどうするのが正解だったんですかね。歌には想い人がいることを剛太のように受け入れられていれば違ったんでしょうか。でも、歌もそれを口にはできなかったわけだし…。 
そして源之助はどうするのが正解だったんですかね。歌は貧乏だろうと親父様が病気だろうと、源之助さえいれば幸せだったわけだけど、太郎を経由した源之助にそれを受け入れろって言ってもキッツイよなぁ…。 
答えは出ないねぇ…。

非常に面白かったです。 救いの全く無いダークなお話。グロいわけでもキッツイだけでもなく、切なさが残るこんなお話は大好きです。蓬莱さん、すごいねぇ。 

ただ…気になったこと…。 
2度目で太郎がお金を盗むわけですが、源之助は誰が盗んだかわかっても良いんじゃね?と思いましたが、わかっててのあの態度だったのか、すべての記憶を引き継ぐわけではないのか、どっちなんだろう? 

その他好みなシーン。 
かんざし外したり着物脱いでくだけなのにどんどん荒んでく歌。親父様殺そうとしてたシーンの歌の表情は怖くてゾクゾクした。 
・全部同じメイクの太郎なのに、目つき、声、佇まい、全てが全くの別人だった太郎。 
・2度目の親父様のゴルフ。癒されたw 
・二太郎に殴られる歌の身のこなし。ただ横に倒れるだけじゃなくて、一瞬顔を後ろに弾かれたような動きを挟んで倒れるんだよね。
 心底感動しました(∩´∀`)∩
・「太郎ちゃん、私見えるの」からのシーン。繰り返すたびに「ああ、また来た…」とゾクゾクした。 
・2度目だったかな。源之助に殺されて倒れる太郎とともに落ちる幕。すごくかっこよかった。 

結末知った上で、最初からまた観てみたかったなぁ。シネマ歌舞伎でやらないかなー。  

そういや…何度くり返しても末吉はクズでしたね(笑) あ、静ちゃんもか。3度目はさすがに2人とも良い人だったけど。 3回とも善人だったのは剛太だったね。 

 素晴らしい作品だったと思う。
ストレートプレイ | Comments(0)
2017/02/19.Sun

劇団四季「ノートルダムの鐘」

観劇日:2017/2/4(土)
劇場:四季劇場 秋
満足度:☆☆☆☆☆


【あらすじ】
15世紀末のパリ。街の中心に存在するノートルダム大聖堂の鐘突き塔には、カジモドという名の鐘突きが住んでいた。
幼き時に聖堂の聖職者フロローに引き取られた彼は、その容貌から、この塔に閉じ込められ、外の世界と隔離されていた。
塔上から街を眺めて暮らす日々。友と言えば、何故か彼を前にした時に生命を宿す石像(ガーゴイル)と、鐘だけ。いつも自由になることを夢見ていた。

今年も、年に一度の“らんちき祭り”の日がやってきた。
大いに盛り上がる人々の様子に堪えることができなくなったカジモドは、ガーゴイルたちにそそのかされ、塔を抜け出した。美しきジプシーの踊り子エスメラルダと出会う。
折しも、最も醜い仮装をした者を決めるコンテストが始まったところ。自分が持っているものを活かすべきと言うエスメラルダに手を引かれ、カジモドはステージに上がる。
その容貌が仮装ではないと知った聴衆は、残酷なまでに嘲りの言葉を浴びせ、彼を捕えようとする。エスメラルダは咄嗟にかばう。
大聖堂へ戻ったカジモド。彼を大衆の面前にさらしてしまったことの責任を感じたエスメラルダも、後を追う。
差別の情なく、誠実で優しい言葉をかけるエスメラルダ。カジモドにとっては生まれて初めての経験。彼女へ愛を抱くことは必然だった。

一方、聖職の身でありながら、エスメラルダの美しさに邪悪な欲望を抱いたフロローは、市民と教会を守るという名目で、大聖堂警備隊長フィーバスにジプシー排除を命じ、彼女の捜索を始める。

しかし、フィーバスもまた、以前からエスメラルダの魅力にとりつかれていた。彼は命令に背き、エスメラルダを救出しようとするが、逆にフロローに刺され重傷を負ってしまう。
大聖堂へ逃げ込むフィーバスとエスメラルダ。二人の間に愛の萌芽を感じたカジモドは、これまで感じたことない心痛を得ながらも、愛するエスメラルダのために、二人をかくまう。
エスメラルダはジプシーの隠れ家“奇跡御殿”の地図が暗示されたペンダントのお守りをカジモドに託し、姿を消す。
カジモドのエスメラルダへの愛情を察したフロローは、その想いを利用すべく、故意に奇跡御殿襲撃計画を漏らす。
危険を知らせようと御殿へ向かうカジモドとフィーバス。ペンダントに導かれるままたどり着くが、フロローの罠にはまり、エスメラルダもろとも捕らえられてしまう。
大聖堂に幽閉されたカジモドたち。フロローはエスメラルダへ自分の愛を受け入れるのならば解放すると迫る。取引に応じるよう説得するフィーバス。しかしエスメラルダは頑なに拒む。
フロローの愛は憎しみへと変わり、エスメラルダを火刑へ。やがて刑執行のそのとき、カジモドは縄をほどき、エスメラルダを救出するが…。

公式HPより引用



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*iPhone6s

1曲目から鳥肌立ったのは久々でした!あの重厚感と緊張感は素晴らしかったです。
いや、もう最初から「素晴らしいもの観てる!」という興奮させてくれる本当にすごいお芝居でした。

「カジモド」=「出来損ない」って意味なのね・・・。酷い名前・・・。
カジモドがフロローの甥っ子という設定になっててビックリしました。でも、だからこそ、愛してやりたいのに醜くて愛せない、だけど見捨てられない、というフロローの歪んだカジモドへの愛が全編通して痛いものがありました。
私はフランス版の「ノートルダム・ド・パリ」がすっごいすっごい好きなので、ディズニー映画(未見)のフロローは完全悪役と聞いて少し寂しかったんですね。でも、この劇団四季版でもフロローは完全悪役ではなく、切なさの残る役でホッとしました。愛ゆえに壊れていくフロローが切ない、と思うので。

フィーバスはヘタレだけどヒーローでした。でも、どう頑張っても、フランス版のフィーバスがクズ of クズなので、私の印象は常に「このクズがヽ(`Д´)ノ!」です、すみません。

エスメラルダは綺麗でセクシーで、素晴らしかった(*´ω`)

カジモド役の人はあの姿勢とあの表情、大変だろうなぁ・・・。最初に出てきた時、何か爽やかな人出てきたけど、カジモドじゃないよね( ゚Д゚)?と思ったら、顔に黒いもの塗ったくって一瞬でカジモドになったからビックリした。あの姿勢であんだけ動いてあんだけ歌い上げて、すごいなぁ。
最後の最後、カジモドだけが綺麗になって、周りの人間全員が醜くなる演出は本当に素晴らしいと思う。素晴らしいけど、何とも悲しい気持ちにもなるね・・・。

カジモドは最後にフロローに「お前は本当の愛を知らない!」って言ってたけど、じゃぁカジモドお前は知ってるんかいって感じなんだよね。結局、カジモドとフロローの2人は似ているんだろうなぁ・・・。
結果的に善のまま残ったのがカジモド、悪に進んでしまったのがフロロー。
外に憧れ続けながらも内なる光を最後まで失わなかったのがカジモド、外にも自由に出られ光を浴びながらも内なる心が闇に染まってしまったのがフロロー。

カジモドとフロローが主役のミュージカルですね。
楽曲、演出、キャスト、全てが本当に素晴らしいミュージカルでした。

また観たいなぁ。

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*iPhone6s
ミュージカル | Comments(0)
2017/01/22.Sun

ミュージカル「フランケンシュタイン」

観劇日:2017/1/18(水)
劇場:日生劇場
満足度:☆☆☆☆


【あらすじ】
19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に今こそ自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。

公式HPより引用



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*iPhone6s

大作ミュージカルっぽい!1幕と2幕で役が変わるってどんな作りなんだろ?ってことで、観に行ってきました。
主役のビクター演じる中川さんも柿澤さんもどちらも好きな方なのでどちらで行こうかな?と思ったら、行ける日が全て柿澤×小西回だったのでそちらへ。
観劇前に「鬱展開」という情報を小耳に挟んでいたので、少しだけ覚悟して劇場へ。

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*iPhone6s

鬱っていうか(・ω・) いや、まぁ、きっと泣ける展開なんだとは思うんだけど・・・。
1つはっきり言えることは、私の歪んだ観劇スイッチがONになる作品だったことだけは確かです。それもF5アタックくらいの勢いでスイッチ連打
※私の歪んだ観劇スイッチ=例「歌下手さんによるミュージカル?え、観たい!」「世間で駄作と評判?え、ちょっと観たい!」泣けるはずなのに笑える。etc

ちなみに演者の皆さんは実力派揃いなので、耳は本当に幸せでした。しかも楽曲が難易度高いだろうなーって曲が多いので、歌ってる皆さんは全力投球かつ魂込めて歌ってる感満載で、その迫力と説得力はすごいものでした。心から「良い曲聞いたぜ」と満足いくものを見せてくれました。素晴らしい。

んじゃ、何がスイッチONだったのかっていうとですね、展開です。超展開。
まず、ストーリー展開の速さ。漫画の単行本で言えば、1巻のシーンが終わったと思ったら、次のシーンでは5巻。「え、間の2巻から4巻どこいった!?」って驚いているのに、次のシーンでは10巻に飛ぶ、みたいな。
酒場のシーンでビクターとアンリが仲良くキャッキャッした直後のシーンで、「人殺し!」って突然アンリが裁かれているシーンでは何が起きているかわからず、「あ、アンリの過去を思い出してるのか?」といったん納得しかかったくらいです。
だいたい殺されたウォルターって誰だよ、何でみんなそんなウォルター連呼してんだよ誰だよって思ってたら、あのドイツの青年か!一瞬じゃんか、出たの!
ところであらすじに「殺人事件に巻き込まれたビクター」ってありますが、あれを巻き込まれたって言うの?全力で突っ込んで行ってね?
「死者が欲しい!新鮮な死者が!お金払うから、葬儀屋新鮮な死体くれ!」→「新鮮な死体無いなー、お金欲しいなー、ウォルター殺しちゃえ」→「何て酷いことするんだー!」ビクターが葬儀屋撲殺→アンリ身代わり。
これ、巻き込まれてるの('A`)?巻き込まれたの、アンリじゃね?

まぁこんな感じでとにかくすごい速さで展開していくし、楽曲は1曲1曲が超見せ場!って感じの楽曲の連続。クライマックス!そしてクライマックス!次もクライマックス!ひたすらクライマックス!って感じ。

見せ場ばかりでお得!ヽ(*´∀`)ノ
んなわけねぇだろ。

2幕も「絆が生まれる」→すぐ裏切る。って感じで、メロディアスな楽曲による盛り上がってる感と、展開の速さに置いてかれそうなんだよなぁ。お姉さんのエレンが叔父さんを殺した!?って疑惑の次のシーンではお姉さん処刑。ビクターが泣いているんだが、「うん、まぁ、泣くよね」って思うくらいで私の感情が追いつかなかった。
ジュリアが「私怖い、あなたの側にいたい」→ビクター「君のそばにいるよ」→ジュリア奥の部屋に。→悲鳴、ジュリア殺される。→誰がこんなことを・・・!→そばにいた兵士が帽子とったら怪物。
何のコントなんだ、この展開の速さ。

思い返してみたら、1幕最初、ビクターがいかに死者の研究が大事かをアンリに説明している時から花火上がってたわ。
2階あたりでビクターが熱唱しているんだけど、その階下で半裸でキレッキレに踊りまくる死体の集団見てたらビクターの歌詞なんて頭に入ってこなかったんだったわ、そういえば。笑いこらえるの必死( ´ー`)y-~

何でラストシーン唐突に北極なんだよwwww
って思ってましたが、どうやら原作が北極で終わるんですね。どうも不死身の身体なので、人のいないところで消えて行こうって感じなんですかね?Wikiを今更読んでみましたが、何で怪物がビクターの周囲の人を殺したかとか、簡単に理解できた。せつねぇな、怪物。(※原作の方な)

恐らく何回かリピートすると話の展開がわかるので、間の感情の推移とかを脳内補完できるんだと思うし、そうなったらもっと面白いんだろうなーとは思います。ただ、初見の人には補完すべきところが多すぎてちょっと大変かなーとは思います。(こんな楽しみ方してんの私くらいだろうし)

ストーリーというか展開がすごすぎて面白くてしょうがなかったのですが、本当に歌ウマさんによる難易度高い曲の歌い上げ連続は幸せでした(*´ω`) 鈴木綜馬さんの無駄遣い感もすごい贅沢。
一部では不評?らしい2幕のカッキーによるゲスゲスしいジャックですが、私は「こんなカッキー新鮮」って面白かったです。
アッキーのビクターも聴いてみたかった。満足でした。

どうでもいいけど、これ、主役はアンリな気がする。

※本来のミュージカル感想といえばコレだな、と思われる「フランケンシュタイン」の感想はコチラから読めます。
ミュージカル | Comments(0)
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